関西道

関西を中心に酷道、峠道など変わった道について紹介

十三峠から大阪の街を見下ろす。

大阪八尾と生駒平群を結ぶ十三峠。地元では夜景を楽しめるデートスポットとして有名、らしい。私は十三峠が好きで、デートではないものの、暇ができたりするたびに、名阪国道を大きく迂回してここに訪れている。その度に思うがここにデートに来るのはなかなかの猛者だなと思う。十三峠に行く方法は二つあり、大阪側、奈良側がある。

 

大阪側からのアクセスとしては、八尾の外環状線のもう一本東にある東高野街道から分岐する道のりである。まずいきなりこの分岐から、既に狭い。住んでいる人しか通らないであろう狭い道を抜けると、大阪法科経済大学が見えてくる。なかなか駅から遠くて、通うのが大変そうな大学だなあと、キャンパスを横目に走りすぎると、道はきつめのカーブが始まる。はじめは二車線あるが、これは罠で、すぐに中央線のない狭い道が始まる。すれ違いが難しいような箇所もいくつかあり、晴れている日はサイクリストがとても多く、特に初心者や大きい車は気をつけて行く必要がある。実際私も初めて来た時は、都会っ子には馴染みの薄いクラクションの標識に怯えながら、対向車が来ないことを祈りながら登った。(結局その時は5台くらいとすれ違う羽目になった(泣))

 

都会っ子には見慣れないクラクションの標識

 

奈良側からのアクセスは、名阪国道の生駒インターか富雄インターからひたすら南に進み、近鉄東山駅あたりから、信貴フラワーロード(無料道、飛ばしてくるバカ車もたまにいる)に入り、途中で十三峠方面へと分岐する。大阪側ほどでないにしろ、狭い田舎道をどんどこ登って行くことになるので、夜景デートに行くときは、事前に下見に行くのがおすすめ

 

曇り空の十三峠展望台

 

てっぺんの十三峠展望台は、狭い駐車場に公衆トイレだけがポツンとあるだけである。天気の良い日は、いつも車が2、3台停まっている印象がある。特に夜景を楽しみたい人は早めに待機しておく必要があって、狭い駐車場の夜景側が車で埋め尽くされて見えないなんてことになるかもしれない。

 

意味もなくピンボケた夜景写真。

 

あと、この十三峠の注意点として、二輪車(自転車除く)は全面通行禁止で、大阪側は麓から、奈良側は、直前百数メートルから通行できない。(奈良側から直前まで行って押していくしかないのかな?)どうやら古の十三峠ではやんちゃなバイク乗りが集まっていたみたい。また、夜景は周囲の木々のせいで少し狭めなので、開放感ある夜景を楽しみたい人は、有料道の信貴スカイラインがおすすめ。道も2車線で余裕があるので、初心者はこっちの方がいいかも。